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矢野顕子グループ @ BLUE NOTE TOKYO

今帰ってきました。 今年は毎年恒例の妹参戦がなかったので一人淋しく参加。 かつ、昨年のさとがえるツアーをトリオで堪能したことも記憶に新しく、 今回のブルーノート詣では、いつもよりテンション低く見に行ったのですが、、、 甘かった。まだまだこのトリオは伸びる!(何様か) すごくよかったのです。かっこよかったのです。 それはそれはわたくし大好物の、濃厚な「矢野ジャズ」に仕上がっていました。 「矢野ジャズ」なんて恥ずかしげもなく書いてしまったのは、矢野顕子トリオって本当にユニークだなあ~と改めて強く思ったから。 一人ヒマで、開演前に流れているブルーノートのプログラムCM、おんなじのをなんどもなんども見聴きしながら飲み食いしていたのですが、 押しなべてクールで都会っぽい、ituneのネットラジオでゆーたら「urban」「スムースジャズ」ジャンルとかの、ニューヨークのお金持ちが聞きそうな感じ(偏見)や、平井賢ふうのバラード等がなぜか多くて、「ふ~ん。。。(琴線、シーン)」って感じでした。(ほんま、なにさまや!) そんななか開演したせいなのか、あらためて矢野顕子トリオの非凡さ、唯一無二さが鮮やかに際立って感じられたのです。 なんというか、ファンク、いや日本語で言いたくなる「泥臭さ」が強烈に光ってました。お三方の丁々発止の競演が、昨年よりもさらに一段深まってなお結実したかのように。果汁たっぷりの、甘く危険な(ことないがな)果実。ああ、なんとヒドイ文章、よっぱらってるのか。 いや、でもこの日のスペシャルカクテル「貴志子」に入っていた、金箔がちりばめられた大粒の巨峰、イメージぴったり。 それと、この日の演目がすごく好きな曲ばっかりでラッキーだったこともあります。ほとんどセルフカバーだったのが嬉しい。個人的にオーバードーズ気味だった曲がまったく無かったのでした。 一番びっくりしたのは「わたしたち」。最初、アンソニー師匠のソロで始まるので、何の曲かわからず、???…ああ!「わたしたち」かあああ!!って、わかった時にはほんとに心の中で叫んでおりました。 あらためてすごいいい曲だな、としみじみ。トリオとなって鮮やかに浮かび上がる、コード進行の美しさ。演奏むずかしそうだった。もちろん飄々とお三方はやってのけてはるんですが。 すごくしぶかったのは「Dogs awating」。この曲が始まった時もび