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いろいろー大阪編ー

●矢野顕子ライブを観にまた大阪にちょっとだけ行ってきた。実家の犬の歯がほとんど抜けててびっくり。でもとても元気で安心した。 ライブはここ数年では私の中でのベスト3にはいるほどよかった。 ●平日昼間は実家でごろごろしてた。美術館とか行く予定だったが体調がよくなかったのと犬が淋しそうなのでつい家にいてしまった。テレビをつけたら大阪独自のワイドショーというか時事問題を斬るみたいな番組が競合しあっててわいわいやってた。そのエネルギーがなかなかすごくて面白かった。独自に取材をしてやんややんや議論してたり。ムーブという番組で広島のドックパークの問題を取り上げてたけどぜんぜん知らんかったな。東京のテレビより元気かもな、地方のほうが。 ●ほんで妹と近くのスーパー銭湯にいった。(またか) 塩サウナ!これすごい! かめに山盛りのあら塩で体中をもみつつサウナ(結構低温で湿気のあるタイプ)でじっとしてる、ってやつ。 まじで肌がすべすべになる。それはもうびっくりするぐらい! ●その風呂で事件があった。 妹とほないこかあーとばかり露天風呂エリアへ足踏み入れたそのとき、あっと私は全裸で凍りついた。 おじいさんが、女風呂なのにおじいさんが五右衛門風呂に入っている。 思わず妹を呼びとめ、あれ、男の人ちゃう…とささやいた。妹も一瞬そうかなおもてた!と息を呑む。まさにその瞬間。その人は私のほうを一瞥し、ざっば~と潜水艦のように水面いや湯面から浮上。 スローモーションで焼きついた映像には2本の長い布状の…お胸がおありでした。 ごめん、だいじょぶ、いこ。何事も無かったかのように私も妹も空を見上げ口笛顔でおばあさまの前を通り過ぎました。…ほんますみません。 しばらくして、ねころび湯という、お湯が一センチぐらいの深さで流れている上に寝転ぶ、湯の床暖房みたいな風呂で、そのおばあさまは寝てはった。1時間半ほど居て、帰りに寝転び湯のほうを見ると、まだおばあさまがおられて、しかもかなり本格的に口をあけて寝てはって、かなり心配になった。

シモキタ

「淋しいのはお前だけじゃない」といえば下北沢。最近知ったのだが(遅い)、今下北沢界隈は都と世田谷区主導での再開発計画で大変なことになっていますね。 下北沢を考えるページ 最近大手開発業者が行政と手を組んで、馬鹿でかい道路や似たような複合商業バブリー施設をいきなりつくる、っていうのが目立つな。 ほんまに必要なもので、地元の人に情報がオープンにされていて、フェアなやりかたであればいいんだけど。表参道ヒルズなんかもう人ガラガラやのに… ドラマはいよいよ最終回が来週に。実在の劇場「スズナリ」が舞台ですが、ここのhpに行くと「閉館の予定はありません」とシンプルかつ力強いコメントがあってなんかほっとしました。

芸人さんの旅立ちとか、昔のドラマとか

ここ3日ぐらいすごく寒い。 気がついたら11月も半分。があああああああ!!! 元フォークダンスde成子坂、村田渚氏が35歳にしてクモ膜下出血での急死、すごくショック。 村田さんのツッコミはただボケを全否定する一昔前のそれではなくて、ボケの面白さを増幅させる、頭の良さを感じさせるクリエイティブ系だったと思います。 お笑いは賢い人でないとできないのではないかな、と思わされる。 そしてつくづく、面白ければ売れるというわけでもないのだなあ、と。 youtubeで在りし日のコントをみて大笑い。そして笑えば笑うほど泣けてくる。合掌。 (それにしても、あるプロモーターのサイトで元ツインカムの島根ただよしさんと村田さんがライブをやる予定だったと知ったが、これはもう、悔しすぎる。ツインカムも同じ時期にすごく好きだったので。) そんなこんなでがっくりきて、なんかさえない気分でいたら久しぶりに風邪をひいてしまったようで微熱が止まず。でもアホほど寝たら復活の兆しが見えてきた。 そいで今はまっているドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」(主演・西田敏行、脚本・市川森一、1982年TBS)。スカパーでやってます。すんばらしー!!ですね。 以前から名作だ!といううわさを聞いていたのでやっと全話見られそうでうれしい。 サラ金まみれの人たちがひょんなことから芝居の一座となり…金の切れ目は縁の切れ目、でもその縁がね、というお話。 海外ドラマも大好きで、24とかXファイルとかもすごいけどそういうハリウッドとはまったく逆の良さ。または今のドラマ…マンガが原作のドラマはもちろん、クドカンとか「のだめ」とか、ある意味マンガ的手法で成功しているドラマ…にはない良さ。大げさでない音楽としみじみとした会話と表情の妙、自意識過剰でない演出、泣かせようとか笑わせようとかいう意図をつつましく、時に粋に隠している、そういう本来のドラマみたいなものを堪能しています。キャラ立ちって言葉があるけど、今のドラマはキャラ立ちのためのキャラクター作りという感じがして時々鼻白んでしまう。案外強烈過ぎるせいで何も残らなかったり。たぶん実際にはいないだろーって人だからだろうな。竹中直人のドイツ人とかすごい面白いけど。 「淋しいのは…」に出てくる人たちは平凡な人たちばかりで、だからこそまさしく現実にいそうな人々。地味だけどちょっとづつその人その

妖怪・寝応対と新しいパソコン、の巻

休日の朝早く、宅急便が届く。 直前まで熟睡していたくせに、まったく取り繕うこともせずそのまんま応対。 目はほとんど閉じてて寝癖も寝間着も何もそのまんま、ぱんぱんにむくんだ顔、声にならない声でうなりながら ただひたすら頷いて伝票にはんこ押す。 終わったら布団に直行の2度寝。 妖怪やで。 寝床で自分の姿を想像してしまい笑いながら、ねた。配達の人、いややったやろな。 午前中に配達してね、って頼んだのは他でもない自分やからね。責任感の強い妖怪です。 日米野球、東尾さんの鼻声が耐えられない。 Windowsパソコン買い替えることになり、この3連休はそれがメインイベントだった。ずっといろいろ物色してて、HPとThink Padに絞り込んで、秋葉原へいき、1時間は居た。店員さんがすごいがんばりやさんで、私の出す「黒、スクエアな感じ、Officeあり、スーパーマルチドライブ、10万円台前半」という指令にそっていろいろ紹介してくれた。でもどれ持ってこられても「ウ〜ん」って感じで本当に姫か私は。店員さんの額にみるみる玉の汗で、気の毒になった。で結局家に帰ってまたひと思案ふた思案して、朝の5時頃にThink Padのネットショップでポチッと購入した。今使っているのがThink Padなので、会員価格で新しめのものも結構安く買えるのです。とはいえ、当初の予算をかなりオーバーしてしまった。清水の舞台から飛び降りる、いや、うろついていたら夫に背中を押され、突き落とされた。購入決定のクリック寸前に「あ!」と叫ぶ夫。ちょっと高いスペックの機種を見つけ出し、値段差が2万円位だったりして、またこれが悩ましいラインを見つけ出すわけ。じわじわと予算のハードルがあがり、じわじわと舞台のヘリに押し出され…結局転がり落ちて下の井戸にうまいことはまって更に落ちたぐらい思い切ったのだが、お尻さすりながらええ買いもんした…と私は笑った。納品が待ち遠しいな。

「普段どおり」は難しい

日本シリーズ、なんやかんやゆーて見てました。 昨日の落合監督マウンド行きまくりも異様でしたが 今日も今日とてしびれる展開でしたね。 日本ハムの同点打スクイズには度肝を抜かれました。 ヒルマン監督はなんかまじめで素朴な(失礼)感じがして素敵です。 きっちりぴったり着こなしているユニフォームとか。なめらかな鼻の下とか… シリーズ前、落合さんはいつもの飄々と人を食ったような顔で「日本シリーズだからって特別なことはしません。普段どおり、いつもどおり、ペナントと同じままやってきてますから」的なことをいってて、 これは手ごわいぞ、中日日本一チャウか…と思っていたのですが フタをあけてみたらばぜんぜん普段とおりじゃなかったみたい。 あんなに抜け目がなくて強かったのに…。 そんなに日本シリーズって特別に感じるものなのだろうか。落合さんほどの図太さをもってしても。 平常心とか普段通りの、ってほんまにむずかしいのだと痛感する。自分たちの野球をする、とか伸び伸びやる、とか常套句となっているこの手の言葉はたくさんあれど、それってなかなかできることではないのかな。 それともそもそも特別な試合で、いつもどおり、なんて無理に決まっている、ってところから試合に望んだほうがいいのかも。 とはいえ、日ハムは見事にいつもどおりやった。外野での新庄選手たちのパフォーマンス(グローブを頭に乗っけて3人集まって井戸端会議)も、第一戦ナゴヤドームで見たときは「負けてるねんからそんな無理やり楽しそうにせんでも」って思ったけど、 あの行動こそ、シーズン中から一貫した姿勢を貫き通すことこそ、落合さんが一番したかった「普段着の野球」につながったんだろうなー。 ほんまに日ハムおめでとう。4連敗やけど中日もえらいがんばった。去年の阪神ーロッテより見ごたえのある面白いシリーズでした。去年は最後のほうは泣きながらテレビ消したもんな。 ところで、マセイヤス(マシーヤス?)っていう黒人の選手。記者会見でいろんな選手にマイクが回り、テレビカメラがその人を追うたびに常に後ろにいる、っていうジョークには大笑いした。誰がアップになっても常に後ろに水泳帽かぶってサングラスしているギャングスターみたいな柄の悪い黒人が無表情な同じ顔で映ってんねんもん。あほやなー。

舟越保武 石と随想

あかんかったね、タイガース。 まあしょうがないか。って1週間たって思えるようになりました。 あーあ、なんかきぃぬけたなあ… 久しぶりに神田の古書街でぶらついた。 DTPでなく、版下全盛期時代の産物である、いろんな罫線や気持ち悪い天使の図案集なんかを買った。 一生使われることはないやろうと油断しているかのような、さまざまに無駄な図案を眺めていると妙な創作意欲がわく。 わくだけでなんにもならへん。 じつはそんなもんよりすごくいい本を買った。 「舟越保武 石と随想 旧龍堂」。出た当初買おうと思っていたのに、すっかり忘れていた本だったのでばったり見つけられたのが嬉しい。 (ここから長い、本の感想) 学生時代、よく行く美術館で、かならずじっくり見に行く常設の彫刻があった。それが舟越保武さんの「病醜のダミアン(ダミアン神父)」だった。ダミアン神父は実在の人物で、ハワイの孤島で隔離された多くのハンセン氏病患者のためにそこに住み、世話をし、自らも同じ病で亡くなってしまった人である。病のため顔が崩れた神父さんがたたずんでいるその彫刻は、とにかくじっと見つめずにはおられない彫像だった。見ていると、その像から発せられているかのように感じる、波紋のように伝わってくる静けさ。美しさ。どうしてそんなに心惹かれるのか自分でもよくわからなかったが、とにかく好きだった。 家に帰って我慢できずに「病醜のダミアン」についての舟越さんの手記だけ先に読む。 「まともな自然な顔形をわざと歪めて作る作家は、もし病によって醜く崩れ変形された顔を描くときはどうするのだろうか(舟越保武著 「石と随想」より)」 この像を作る動機のひとつが、「偉人の功績に感動して」などというものではなく、この語りにあるような、舟越さんなりの「デフォルメシオン(デフォルメ、誇張表現)」にたいする「ささやかな抵抗感」だというのはすこし意外で驚いた。 芸術論でもなんでもない、と述べられているが、私には十分論理的で冷静な動機のように思える。 しかし最後のほうの、助手とともに像を作り上げるところを読んで、その凄みに震えが来た。”いかにして美しい顔の人物を病醜へと変貌させたか”が痛々しくもわかる。舟越さんは「自分が悪魔になったような気持ちであった」と書いている。 そうして生まれた醜く崩

風神雷神図屏風展

タイガース、なんとかなってる… やばい。 えびゾル。 welcome back, IMAOKA! ========================= 今週のとあるひ、打ち合わせが午前と午後と2つあって、 昼間4時間ほどぽっかりあいたので とりあえず時間つぶそうと、有楽町まで赴く。 駅について、「国宝 風神雷神図屏風」展が出光美術館であったことを思い出し 急遽向かう。 ビルへの道すがら老若男女(おもに老…)がこっちかしらあっちかしらと同じ場所を目指して歩いているのに気がつく。 やっぱり入り口に着くと結構な人だかり。 (実はお昼前だったのでまだましだったよう。) 本物を見るのははじめて。心のなかでは、か?ぜひいてまんね?ん(by カイゲン)とか ふざけてたけど 屏風の前に立つと、ぴた、とそんなおちゃらけもふっとんだ。 すごい。なにも知らずに行ったのだが、一番古い宗達のもの、それから約八十年後の光琳による模写のもの、さらに百年後の抱一の、なんと三作が一緒に展示されていたのだった。 展示パネルもそこそこに、3作の間をいったりきたり、かわりばんこに鑑賞した。宗達の作はやはり素晴らしい。仏像の明王を思わせる雷神の顔。 他の展示物のなかでは、光琳の手による「茶碗絵手本」。 これが私には、まさにデザイナーの仕事だ、と感じられて印象深かった。 横長の紙の左端に梅の枝の部分が描かれている。すこじずつ枝振りを変えながら6種類ほど横に並んでいる。 右3つほどの梅の絵には、すっと一筆で描かれた茶碗のフォルムの中に梅がはまっている。 特に真ん中の梅の枝は茶碗の外にはみ出している。 図録には「勢い余ってはみ出した」とあるが、 私には先に梅の絵を描いて、後から「こお?んな感じで茶碗の正面にみえるといいんだよな?」って言いながらラフに茶碗の線を書き加えた用に思えてならない。実弟のために書いた手本といわれているものなので、ひょっとしたら弟の目の前で、「この梅がこういう風に茶碗に表されるわけ。」って説明しながら書いたのかもしれない。さしずめ、プレゼンテーション? すごく勝手な想像。。でもとても心に残った。 美術館を後にして、まだまだ時間があったので、通りがかった岩盤浴のサロンに飛び込みで入った。 汗をぐっしょりかいて、ざくろジュース、フェイスパックして2時間。平日昼間、貸しきり状態。 つるっつるのぴっか

秋の近況メモ

風呂上りに夜ご飯を買いに(ヘンな順番)外へ出たら まあ風のさわやかなこと。 排気ガスと路上歩きタバコで空気が汚い街だが。 (歩きタバコの御仁にはもう、ほんま、怒り心頭。ウチの近辺は歩きタバコ禁止区域なのに、やってる人とすれ違うたびに脳内でとび蹴り。) 秋ですな。 今年の夏はいろいろ見たり聞いたりしすぎて、書くことがいっぱいあるのに 更新ぜんぜんできなかった。 近況メモ: ・体内時計が狂っていて睡眠がうまくとれていない。あかん。 ・なんやかんやでジムにいけてないが、太極拳に2回ほど行って楽しかった。 ・ポンキッキの「カンフーレディ」がリバイバルヒット(ウチの家でだけね)、1週間ぐらい常に歌っていた。 昔妹が小学校1年ぐらいの運動会で踊ってて、すごいかわいかったんよね。 動画がyoutubeにあったので何十回と見た。むちゃくちゃカンフー(?太極拳?)うまい女の子、かっこいい。 ・相変わらずスカパーで見られる海外ドラマがおもしろい。 今好きなのはアメリカ版ブラックジャック(厳密にはぜんぜんちがうけど)といわれているHOUSEと Wire in the blood-血の桎梏-(英)。 ・HDDレコーダーを買ったので昔のビデオとかをDVDに焼いたり、いろいろ。 ますます地上波見なくなった。デジタル放送を見られるカードも差し込まずに使っている。 ・DVDといえば、かねてからほしかったタイトルが次々と、で、うれしい悲鳴。探偵ナイトスクープ、King of the Hill(アニメ)、西遊記(もちろんマチャアキ版)、細野晴臣&東京シャイネスライブなどなど。 財布も絶叫。 ・タイガース、なんとかならんかな。

夏休み日記2:ドクターフィッシュ体験

いも子(妹)とお台場へ、「大江戸温泉物語」にいった。 そこでドクターフィッシュを体験。 お湯にも住むことができ、人の角質を食べるので、ドイツで皮膚病の治療などに生かすため研究されている小さな魚だ。 ぬるま湯の張られた小さなプール(岩でできた四角い池)に案内されヘリに座り、足をつける。 小さな黒い魚がひらひらと寄ってきて足のあちこちをぱくぱくついばみだす、という按配。 そうして15分1000円。先客もいたし、あとからどんどんお客さんが来て隣にすわったが、魚たちはどうも私たち二人のほうにばかり来ているように思う。 最初は、わーかわいいー!きもちいいー!とか笑っていたが、大漁状態の自分の足と、閑古鳥な人様の足を見比べているうち、屈辱的な気分になり、一刻も早くこの場を離れたくなる。 しかも屋外だったので虫が飛んでおり、後ろに蚊取り線香があるものの、ハエのようなものにも止まられるという始末。 そんなに清潔感がなかったのだろうか。打ちのめされる。 終わって帰るときは、食べ過ぎた魚たちがぷかぷかと腹を見せて浮かびだすような気がして、 後ろも振り返らずにすたこらと去った。

夏休み日記1:野球、矢野顕子コンサート

ちょっとはやめの夏休みが終わってしまった。 8月はじめの週に、妹が上京して、二人であちこち。 初めて東京ドームに巨人阪神線を観にいった。いも子(妹)と観にいくと負けたことがなかったのだが阪神負け。がっかり。 ドームに入場した瞬間、鼓膜が、つん、となった。気圧の変化が感じられて驚いた。 退場するときはすごい風。沢田研二のTOKIO状態で出た。 井川はドームにいると気分が悪くなると聞いたことがあるがわかる気がする。ジャイアンツの攻撃時のみ風向きが変わるといううわさもあるが、ありえるなと思ったりした。見苦しい負け惜しみだ。 入場すると有無を言わさずオレンジタオル(ジャイアンツカラーの)を渡された。いらんいらん! 地面にたたきつけようかと思ったが汗拭きなどに大変重宝し、帰宅してからも洗顔時のヘアバンドとして酷使したあと、いも子にあげた。 次の日は矢野顕子のライブ。 ゲストは井上陽水。 正直に言うとゲストのことはどうでもよかったのだけど、しかし、すばらしくよかった。 この人を生で聴かずに一生を終えたかもしれないと思うと、幸運だったな。 第一生命ホールも、とても音がよく、音楽にすごく集中できるいいホールだった。 井上氏はのんびりととぼけたコメントもおもしろく、歌声はすごくひびくのに、矢野さんにそっと寄り添うようなさりげなさで、ほんとうに粋なモーニハーを聴かせてくれた。 帰りはすぐに電車に乗りたくなくて夜空を眺めながら月島を歩いて帰った。 そのライブでレコードエンジニアの吉野金次さんが病に倒れていることを知った。3月に倒れたとのこと、ぜんぜん知らなかった。 「復帰を願う緊急コンサート」のチケットを抽選で取ることができた。吉野さんの復活を願って楽しんでこようと思う。

海苔と茶と足ツボ包囲網

ぷはーっ(仕事が終わって止めていた息を吐いた音) 今日、台所全体を掃除してわかったこと。 今うちは海苔と緑茶にあふれているということ。 とても一年やそこらで消費できないほどの海苔と茶が。 刻一刻と迫る賞味期限が毎月のように訪れるということ。 おかあちゃん、もう海苔と茶はええから…な… どうでもいいが雨後の筍のごとく、いま近所にリフレクソロジーやマッサージの店が増えつつある。 家から駅までの100メートルぐらいに、ざっと数えただけでも…7件! 駅ビルに5件! あほくさ! きょうはこんなとこです。 と言う言葉でニュース23の筑紫さんは最後をしめることが多いが、 いつもこれを聞くと、「ああ、そう。そんな程度なん。」と急にやけっぱちな気持ちになる。

日本沈没の思い出

ある日の午後、背広姿の父が珍しく、「映画とボーリングどっちがいい?」って。私、元気よく、えいがー!と挙手&絶叫。 近所のショッピングモール内にある小さな映画館へ家族で行きました。 妹は赤ちゃんだったので家で寝ていたのか一緒にいたのかは忘れた。 しかし場内が暗くなりさんざん予告編が流されただけで、子供のわたしにはもう充分だった。幼かった私は映画が観たいというより、暗闇で映写されるというその状況に身を置きたかっただけだった。 それより6時からはじまる「ダメおやじ」が見たくてしょうがなくなる。暗闇のいすの上でもんどりうち「ねえ、帰ろ帰ろ、ダメおやじあるから帰ろ」。さぞかし迷惑な子供だったであろう。 しかし、気がつくと「なにじんやろ?」と思うほど濃い顔の男の人(藤岡弘、)の尋常でないがんばりようにどんどん引き込まれ、黒焦げの死体にショックを受け、いつしか「ダメおやじ」への思いは遠のき、最後まで観てしまう。 あーあ、(主役の男女は)おんなじ電車に乗ってるのに…会えるんかな…電車に乗って逃げても地面はちんぼつでなくなるのにどうなるんやろう…あの黒こげのにんげんはほんものかな… とラストで思ったことをいまだに覚えている。 そしてその日の明け方。ふとカラスの鳴き声で目覚める。カア、カア…。映画の中で見た映像、異変を予知した鳥の黒い群れが逃げていく、その不気味なシルエットとたくさんの泣き声…が頭に浮かぶ。こわいー!こわいこわい…未明のふとんのなかで泣いてしまう。 母が泣き声に気がついてどうしたん、と寝床にきてくれた。「にほんが…ちんぼつする…」しゃくりあげ。 母は大丈夫大丈夫、あれは鳥さんがおうちに帰っていく音やで、と。 以上、私が幼稚園か小学校一年生頃に観た映画「日本沈没(1973年)」の思い出。ほんまにこわかったんです。

スピリチュアル包囲網

今日の雷はこわかったわーーーーー 本屋に行って、はっ!となった。 か、囲まれてる、囲まれてる。雑誌コーナーに、新書コーナーに、あちこちに。 着物姿のあのふくよかな、スピリチュアルカウンセラーとかいうおっさんのほほえみ… 白状すると、初めてテレビでこの人を見たとき、すごくいい人そう、って思ったわたし。 あぶないあぶない。 増えたな、この人の本。 前世もあの世も守護霊もいてもいいと思うけど、わたしごとき小市民にはどないすることもできない手の届かない世界なので、結局のところ前世もあの世も霊もまったく存在しないのと一緒やな、ってことで私は落ち着いています。 でも心に隙があるとこの怪しい微笑に思いもよらずひっかかることがあるかもしれませんので、思わず本屋でブルースリーのように構えました(心の中で)。

はじめて見た

ドーン! 頭突きやで。朝の5時に。 すごいもん観たわ…。 というわけでサッカーW杯も終わりました。今年は日韓のときよりもたくさん見た。ちょっとだけルールがわかってきたみたいです。 日曜の未明の試合が多かったので月曜日は眠くてしごとにならへんかったな。 準決勝から海外のさまざまなすごいキャラに目を奪われ、日本の惨敗がはるかかなたにかすんでたけど 昨日総集編をちらっとみて思い出してしまった。 もう忘れたつもりやったけど、サッカーはヨーロッパのもんやと割り切ればええと思ってたけど、やっぱし悲しい。もうちょっとましな試合が観たかった。あのメンバーなら。観せてくれたはず。 まあ、ゆーてもしゃーない。 今Numberの臨時増刊号数冊が家にあるねんけどそれをぼちぼち読み返して余韻を楽しむ。写真も素晴らしいのがいっぱいある。 ネドベドの横顔の写真はルネサンスの絵みたいだったり。ボールにたくさんの人の頭が集中して宙で浮かんで静止している写真はふと見ると不思議。 決勝戦はラジオの実況を聞きながら観た。すごいな、ラジオの人は。 フジテレビの実況が「アンリ、アンリ」と名前を2回連呼しているあいだに、「アンリポストプレーを狙ってペナルティエリア右サイドからドリブルイタリア間にはいっておっとこれはパスが通らないタッチラインを割りました」(でたらめ)ぐらいしゃべってはる。 素人には勉強になる。 こう着状態が長く続く試合だろうと思いきや、点が早くから入って、華やかに感じた。ボールの奪い合い、攻撃よりも守備のぶつかりあいがすごかった。 ほんで最後はドーン、やもんな。 もうPKはどうでもよかったわ。 なんだかんだいっても、終わってもうた。なんか寂しいな。 今月は落語と歌舞伎を観にいく。あと葉山にジャコメッティを観にいきたいがいけるかな。

つれづれなるままに

はあああ、ちかれたび・・・(←昭和生まれ) あっ、ちゅうまに、げえっ?!(対中田引退)ちゅうまに、ごわい!おがーぢゃーん!(対テポドン)言う間に一週間が終わりを迎えとります。 手がつるかとおもうほど仕事もしました。ほんとうにありがたやでございます。 今日昼間モスバーガーにオタクな昼ごはんを買いに行くため歩いてたら、おじいさんが後ろに手を組んでとぼとぼと歩いていました。その後姿にすぐに追いつき、ふと見ると、後ろの腰に組まれた両手は古ぼけた本を支えていました。その表紙、「侍/遠藤周作」。 しっぶー。 先週土日に、要塞と化していた居間兼仕事部屋の押入れを一大整理した。中を全部出して、無印良品のボックス16個(送料込み2万円なり)を押し込んだのである。汗だくで季節外れの大掃除。片付けられない女を一時返上してすっきりしました。 そいでちょっと前のことになるけど叔母のだんなさんが死んで、遺品の中に大量の落語のビデオテープが遺されていたということでそれを母が送ってくれた。 全部で20巻ほどあって、すべてにテプラや手書きで内容がかかれてあって、おっちゃんの貴重なコレクションやねんなあと背筋が伸びた。まだぜんぜん見られてないけど、それではじめて三代目三遊亭金馬さんの人情噺をみてみたら、これがすばらしく、気がついたら泣いていた。人情噺では、以前元こぶ平さんの「子別れ」かなんかを観たけど、正直泣かせよう泣かせようとしすぎな感じがして好きになれなかったことがある。金馬師匠のは、ほんまに親の表情とか子供の表情とかがさりけなくて、それぞれの気持ちがにじみ出るようにこちらに伝わってきて本当によかった。 おっちゃん、ありがとう。他のもゆっくり見せてもらうわな。ビデオの中に混ざってた「トリック」と「伊藤家の食卓」の録画は遠慮しとくけどな。。。。

ブルー通り越して頭白なったわ

完膚なきまでに叩きのめされました。 あーあ。 最後は見てられへんかったな。 ピッチでなかなか起き上がれない中田選手を見てひたすら浮かんだのは、孤独、の2文字でした。 なんか、悔しさの幅までもが選手の間で合っていない、波長が同期していないというか、平たく言ってばらばらやなあ、と感じました。 一人一人はがんばっていたけど、やはり1+1=2ちょうどでは試合に勝てない。 1(個人の力)+1が3にも4にもならんとあかんし、そうするのがリーダーや監督の仕事やと思ったな。 ジーコはなんもしない、っていわれてて、采配もはてながつく部分は大いにあったけど、みんなで試合を作り上げていくような盛り上がりが選手たちの中にあったのかな、と思う。 ロナウジーニョのドキュメンタリーを以前見た。犬とドリブルしあう子供時代や、編み出した数々の華麗なプレーにも目を見張ったけど、とにかくサッカーを愛する気持ちが世界一の人やな、と感動して観た。 彼はよく楽しくなければサッカーじゃない、という。日本の選手もよく楽しみたい、という。 同じ言葉でもロナウジーニョは本当にサッカーの厳しさもつらさも面白さも全部ひっくるめて楽しんでいて 「楽」しているわけではないと思う。日本の選手の「楽」とはレベルが違うような気がする。その差はサッカーをどれだけ本気で好きかという差のように思う。ギャラがただでもパープルサンガへ行くような選手、東南アジアの危険な地域にサッカーをしに行くような選手…それほどサッカーが好きで好きで…という選手の姿が今の代表の中果たしているのかな、と思ってしまった。 普段はJリーグをろくに見ていないので言う資格ないんですが…。 現実的になって、実質出場2回目といえる本大会でやっと得た2敗1分という成績をどう受け止めるのか、逆に面白くなってきたとも言えるし、代表にはこれからも注目してしまうと思います。とくに中田選手は一部では引退もささやかれていますが、これで気持ちが切れるのか、それとも何が足りなかったのかを自ら学び、進化していくのか、も気になります。どんなに弱くても、ヘタレでもまた代表を応援したいと思う私です。 あとやはり最後にどうしてもいいたいこと… サムライブルーって言うキャッチフレーズ、ほんま、だれや、このコピー考えたん! 言語感覚おかしすぎ!

満タンポスト

なんかひどく蒸す。 大雨が降るか、地震が来るような気がする。 今日は昼まで寝てそれからぼちぼち仕事。 ちょっとあるこだわりから悩んでた仕事を、なやむのやめてやっつけた。 あーすっきりした。 「反社会学の不埒な研究報告/パオロ・マッツァリーノ」によると、 こだわりという言葉は昔は「くよくよする(考えてもしょうがないことをいつまでも考える)」と同義語だったのに、ある時期から「うまいそばにこだわる」「大人のこだわり」みたいないい意味に使われだしたんだって。雑誌とかコピーライターとかによる動きが大きいらしい。なるほどなあ。 ポストを2日ぶりにのぞいたら満タンだったのでわっ!と声が出た。 無料カタログ、アマゾンで買った本(これは本当に到着が早すぎてびっくり)、おまけになんと某CSチャンネルの新刊プレゼントに当選したあげくの本、ほか数々のDM。 本があたったのは本当にびっくり。だって1年ぐらい前におんなじところで当選したし、そのお礼でお手紙を書いたのに、また当選したのだ。 だれも応募してへんねやろか…。

ねこさらい

近所のアパートから猫を抱きしめた年配の女性がゆっくり出てくるところに鉢合わせた。 「みつかったんですか!」と思わず見ず知らずのご婦人にむかって声をかけてしまった。 1ヶ月ほど前に「猫が行方不明」の手書きポスターを、そこで見たのが気になっていたのであーる。 ポスターの猫はそのアパート前の道でしょっちゅう寝そべっていた猫で、片目がなかった。いつ出会っても擦り寄ってくるので私ら夫婦は「ナツキ」と勝手に呼んでいた。 「この子はね、10日もいなくなっていたけど戻ってきました」ご婦人はふつうに答えてくれた。 そっから立ち話。10分は。 最近は動物実験用や三味線用に、猫をまとめてさらっていく人がいる、という。 「三味線なんかいまだにあるんですか?」 「この子は去勢したからね、使えなかったんですね、それで捨てられてたの。警察のところに。」 アパートからその警察署まではたぶん10キロは離れている。よくみつかったなあと頭をなでてやる。 人間二人が自分の話をしていることにすっかりご満悦のよう。頭をうしろへそらし腹を出してご婦人の腕に甘えている。 「あの子はこの子のおにいちゃん。こら、チー!おりてらっしゃい、チー!」 すぐ横の建物のひさしの上で、うでをのばしてなめなめ、別の猫がくつろいでいた。無視だ。 生きている猫をさらうなんてねえ、とご婦人は嘆くこと仕切り。怪しい人はみんな警察に言えばいいんですよ、わたしは車のナンバーとか全部メモしてる。1ぴきにつき100万、えさをあげるのを邪魔しても50万罰金なのよ。 ほんまかなあ、と思いながら最近そういや近所のノラも見なくなったなあと考えてたら、 チーがいつの間にか足元にいて「なんだよ呼んだから来たのによ」という顔でにゃーとないた。

ブルー

先週末は神戸まで行って友人の結婚式に参列してきました。 教会での本格的な式はとても感動的でした。 私も便乗晴れ舞台とばかりに美容院を予約し、いつもの1.5倍増量の髪型とバレエ習っていたころと同じぐらい濃い化粧をしてもらい、一ヶ月かけて決めたお洋服を身につけ、大騒ぎでございました。 また気が向いたら神戸の街を散策したことなんかも書きたいのですが、いかんせんあまりに早いw杯の幕切れにサムライいや町人ディープブルーとなってしまいなんもする気が起きないのです。 ほんま。 ほんまに。 3日目にしてようやくちょっとあきらめの境地に達してきました。 いろんな人の意見を聞いたり読んだり、冷蔵庫の横に過剰に貼られた勝ちT応募シールに自分の過剰な期待を発見して反省しました。 そう、期待しなければいいのです。現実を見つめればいいのです。日本は4年前からなんも進化してないのだと。ヨワヨワなんや、と。 いっそサッカーなんかに興味なくせばいいんです。どうせにわかです。 実際ぜんぜん興味のない人はほんと幸せそうです。 いや逆に超サッカーオタクになってありとあらゆる国のプレイヤーに興味を持ってワールドワイドな視点で楽しめばいいのですね。 はは。はははははは。 あーあ。がっくり。 昨日は朝までブラジル戦。クロアチア強いよ。ロナウジーニョはいっぺん生で観てから死にたいと思わせるプレーヤーですが、そんなブラジルでさえ苦戦しているように見えました。しかし言えることはとにかくミスが少ない、両チームとも。それにその前の韓国の戦いぶり、ひたすらまぶしくひたすらうらやましかった。…って結局サッカー見てるやん。余計にブルーになったけど。 一番悲しいのは日本のメンバーがひとつになっているように見えないこと。観念論ですが、所詮。 アジアカップのときのようなあの雰囲気、なりふりかまわず勝ちに行く姿勢を見せてほしい…、てまた期待してしまう。

ジジ

村上氏、インサイダー疑惑で逮捕か。ということで今、ご本人による記者会見が行われているけど、思わずテレビを消してしまう。もう顔見るのも声聞くのもいや。冒頭でこういう会見は最後です、といっていたので、それグッドニュース。 サッカー国際マッチ組、ドイツ戦とマルタ戦と両方見たけどこの違いはなんのちがい? ドイツ戦はのっけから目を見張るような変化が見て取れてびっくりしたけど…素人なんでようわからん。 秋田の事件、終結を見そうだが、マスコミのかなり前からの容疑者に対する執拗な取材ぶりが恐ろしかった。止めてください、帰ってください、と怒る女のぐるりを無言で取り囲む沢山のカメラと人。堰を切ったように女の粗ぶる様子を垂れ流すニュース。 地上波テレビの内容は本当に末期症状。デジタルで見る必要があるのだろうか…。こうなったら超アナログ放送、CGとか使わずフリップも全部手書きにして手作り感をだすことでヒューマンタッチなイメージアップってどう? 例の盗作事件、一番の問題は「国」があの人に賞をあげてしまったということ。文化庁の大失態。本人からの賞の返上意志をうけて、取り消すかどうか協議すると言うが、何を悠長なことを。建前でも見栄でも、まっさきに取り消すべきでは。この遅い対応でさらに恥の上塗り。世界中の日本芸術家に迷惑。庁のサイトには何の説明もない。もう著作権をうんぬんする資格すらない。 と、怒っていたら賞取り消しのニュース速報。私の書き込みの遅さもなかなかだ。

マジ:デザインとディレクション

他人が窓ガラスをワイパーで拭き掃除しているのを、ぼうっと眺めているとする。 ワイパーが通ったところはきれいに透き通り、まだこれからのところは曇っている。 だんだん曇っているところが少なくなってゆく。 そのうち、微妙に拭き取られていない中州のような曇り部分に目がいく。 いったん気がつくと、その中州が妙に気になり始める。いつ拭くか、ああ、近くを拭いた!と思ったらまた忘れてる、 という具合にちょっとそわそわしてくる。 拭き手の顔を見ると、自信満々に作業を続けているのでそのうち気がつくだろう、と腰を落ち着ける。 ところがどうしたことか、いつまでまってもそのわずかなエリアを拭こうとしない。 どうでもいいことなのに無性に気持ちが悪くなってつい声に出していってしまう。 「ここ、この部分、拭いてよ。」 私が拭いても誰が拭いても、結果的にガラスはきれいになる。 少し位中州が残っても、結果的に掃除は無事終わる。 誰の拭き方が正しくてまちがっているということはいえない。 微妙にデザインを直してほしいと言われたとき、いつもこのことが過る。 特にデザインが出来、デザイナーの仕事も兼ねているようなアートディレクターのもとで、自分がいちデザイナーとして仕事をする時、どうもうまく行かない。 そのデザイナーがデザインしても私がデザインしても結果的にはデザインは出来上がる。デザインに唯一の答え、というのはない。(といっても沢山答えが有り、誰でもピカソ、などと牧歌的なことを言っているのではない。) どちらがより正しいととは言えないレベルでしかない時、(レイアウトの細かい調整や抽象的な雰囲気の話など)もうその人が実際に手を動かさない限り接点を見いだすことができないような、迷路に陥ることがある。 不承不承言う通りにするしかないのだが、私はマウスのカーソルか、と思うこともある。 大本のコンセプトメイキングや方向性の導きではなく、オブジェクトのミリ単位の位置にばかり終始することをディレクションだと思う人は意外と多い。 逆に自分はアートディレクターの肩書きで働いたことがあるが、つくづく出来ていなかったと思う。 どうでしょうか、とデザイナーからデザインを見せられると、すぐこれもありだな、と思って「ウン、グー。」と認めてしまう。 そのデザインに意見があればいろいろとコメントするが、基本的にはそのデザイナーの考えや決め

ナイスタイミング

今日も天気悪し。 なんか寒いなあ。 ついおとといまでむちゃくちゃ暇で、スキップ&昼ね三昧だったのに きのうから激しく仕事が重なった。 依頼の電話があったのが、ちょうど鼻息荒く伊勢丹で洋服を買った直後。 話を聞くと徹夜必至の仕事。手にはちょっと思い切った末の買い物袋。 「やります、大丈夫です。」2つ返事。フー。 それにしても伊勢丹、東京に来て8年もたつのに初めて買い物したけど、 洋服の品揃えが他の百貨店と明らかに違うと感じた。ちょっと感動。 ブランドのラインナップも一味違うし、各ブランドも伊勢丹用にいろいろイベントを考えたりして力入れてる。 おとといもいきなりファッションショーがはじまったりして。 矢野顕子が歌を作るのもうなずける。 そんなんでなんか買い物して気が大きくなって徹夜仕事をひきうけてもうてんなあー。なむさん…。 実は友人の結婚式に着ていく服を探していたのだ。 やっとなんとか買えてほっとした。同じようにおよばれ服を探している人がちらほらいた。 みんなすごく悩んでいる。私はその人たちに心の中で「もう買ったもんねーー」と自慢した。 全然関係ないけどPTAが何年か連続で選んだ、子供に見せたくない番組一位の 「ロンドンハーツ」、たまたま見たら若手男性芸人格付けというのをやってて。 正直、げらげら笑った。 その時間帯、他のチャンネルでは、なんとも下品なおばはんが、占いと称して人の弱みにつけ込んだり、ガン告知したりする番組が、いまだ終了せず放送されていた。 こっちのほうがよっぽどあかんと思うけど。これを見ている大人にいわれたくないわなあ、子供も。

わんことは

ゴールデンウィーク終わりかけを見計らって、大阪に、だらけに帰省した。 実家の犬(ミニチュアダックス・メス)はもう8歳、ついにシニア犬。 歯が生まれつき弱くて久しぶりに見たら大部分が抜けててびっくりした。 相変わらず口は臭いが、ペット用の水に混ぜるマウスウォッシュのおかげで少しはまし。 ものすごく寂しがりやで甘えたにさらに磨きをかけていた。 家族が外出から戻ってくると、百年ぶりの再会のように大喜びの大騒ぎ。 尻尾を腰がぬけるのではと思うほど振りまくり、終いには逆ギレのように吼える。 「どこいってたん!ほんまにほんまに!心配したんやでええ!!」となみだ目である。 そして途中で必ずなにかを探し出す。なにかというと自分でソファのカバーの間などに隠しておいた 「ほねっこ」などのお菓子をである。 「ああ!えらいこっちゃえらいこっちゃ!はよはよ見つけな!!!!」と大焦りで走り回り、それを見つけ出すとあわててくわえたまま、ターゲットの家族にひっくり返って腹を見せるのです。 かといって口からそれをとろうとすると「ギュ」とかみ締めて離さない。つまり別にいただけるのではない。 一通り騒いでおなかをなでてもらうとやっと落ち着き、そのあと何事もなかったかのように「ほねっこ」をまたソファのどこかに隠す。(隠している途中で目が合うと、シラーと空を見てとぼける。) いつもこの「ほねっこ」を見せにくる行為はなんやろな、と家族と話す。まあ意味はわかるような気もするけど、結果的にこの「へそくり」を私らに渡さないで再びしまいこむというのがちょっとわからない。 「ほねっこを食べてるときぐらいうれしいねん!」ということなのか。 「これ、私の大事なやつ。これをわざわざ見せたってんねんからもうどこも行かんといてや!」なのか。 「ほら、おやつおやつ!!おやつやで!(おやつやったらこっち見てくれるやろ、あげへんけど)」なのか。 いつも思い出すお話がある。何かの雑誌で読んだ獣医さんのエッセイで、その人は家でカラスと大型犬を飼っていたのだか、毎朝大量の犬のおもちゃやカラスの収集物に埋もれて目覚めるそうだ。 朝になるとペットたちが自分の宝物をどんどん飼い主の顔の周りに運んでくるらしい。まるで「こんなに宝物があるよ!起きて起きて!」といわんばかりに。 ちょっとうちの犬のほねっこ騒ぎと通じるものを感じる。それにそんなカラスや犬

六甲おろしに

東京の朝は雷がごろごろ、あいにくの雨。 かわいそうに相方はしぶしぶ会社に行きました。 3時ごろまでだらだらしてそれからジムに。 マシントレーニングしてウォーキング。 ウォーキング&ジョグマシンは大体目安20分から。 やり終えるとクールダウンで5分くらい歩き。そのときその回のカロリー消費量とか、 これまでの累積距離とか、データが出る。 カロリー120kcal消化。 春巻き1本程度。 とか教えてくれます。いっつも春巻きかア、ぜんぜん食べてへんな最近… って思ってしまうのが、ちょっとうっとおしい。 ものすご歩いたし汗もかいたのに、春巻きたった1本か、と思い知らされるのもくやしい。 春巻きめ。。。 村上ファンドが経営者9人送りたし、と阪神電鉄に提案。 その推薦者のほとんどが自社のファンドマネージャーって。経営する気ないやん。 タイガースはなんとサヨナラ勝ち。 その瞬間はテレビで見られず。 人気低迷で、野球放送も時間短縮の今日この頃ですが、 途中終了はしょうがないとしても、せめてイニング途中にCMを入れるのはやめてほしいもんだ。 あまりに途切れるからいやになって見るのやめた。 感動の瞬間に立ち会えなくてほんま、くやしい。。 そういえば昨日、いきなり分厚い封書が「六甲山と市民のネットワーク」団体から届いた。 3秒ほど考えてあーーーと思い出したのは、ネットで署名したこと。 去年、村上ファンド介入の影響のひとつとして、六甲山の施設などが地域住民の意に反する不動産の分割売買などに遭いそうだという心配から、 自分たちで採算性も含め六甲山を考え直し、良くしていこうという署名を募っていたのだ。 神戸は海と山に挟まれていてちょっと足を伸ばせばいろんな環境に身をおけるのでそこが楽しくて大好きだった。東京に越して縁遠くなってしまったが、賛同して署名させてもらった。 それでわざわざいろんなパンフレットを送ってくださったのだ。 いろいろと大変かもしれないけど、変わることが必要なら、よそもんのファンドマネージャーによるものではなく、 地元の市民の人たちが自ら変革できるよう、六甲が本当に好きな人がいやな思いをしないことをお祈りしたい。

ヒマ

寝すぎで頭痛い。 めずらしく本当に10年ぶりぐらい、何も仕事の予定のない黄金週間。 喜ぶべきなのに貧乏性でちょっと不安。。 しかしだ、相棒がほとんど休みなしの模様。旅行もできへん。 あーヒマ。正真正銘のヒマだ。いぃーやっほおおおー! と飛び上がっても回りにだれもおらへん。。。。。 しょうがないのでお風呂のカビを退治したり、突っ張り棒を100円ショップで買ったり、でもその長さが間違っててもう一回買ったり、掃除用具置き場にカーテンをつけたりして過ごす。 今日は地元でおいしいもんでも食べよう。阪神も勝ったしな。 全然関係ないけどこのニュース。 http://www.excite.co.jp/News/society/20060424212500/20060425M40.115.html 村上隆vs子供服のナルミヤ裁判 村上さんは4000万の和解金を得たので事実上「勝ち」と言えるかも知れませんが、 提訴したこと自体、ものすごく「負け」だと思うのは私だけではないでしょう。 自分で自分の作品のよりどころ(コンセプト)を否定してるんですもんね。ちょっと笑えます。

なんとはなし

お母さんから野菜など荷物が届いた。 ダンボールをあけると裏向けにスリッパが入っていたので ひっくり返すと片方だけにサツマイモが突っ込んであった。 どういう意味やろな。 先週やっと確定申告を終えて気分晴れ晴れ。 今週はちょっとゆっくりできるかな。 今年に入り、いろいろと思うところある感じ。 平たく言って人生なんとかしたいなあ。 前にも書いたけど、今年は少しでも好きな仕事が増えるよう、 仕事が好きになれないようなら仕事以外のことができるよう暮らしていきたい。 いろいろ考えるとまた寝られなくなる。 本屋でうろついていたら、ガテンっぽい格好の男の子二人組みが、資格試験とかそういう類の書棚の前で所在無げに立っていた。 「…あー、おれ建築士でもいいんだよな!」 そんな簡単になれへんで、と私は心の中でつっこんだ。 どうやら店員になにか調べてもらっていたようで、走って戻ってきた店員に、あ、そうですか、わかりました、どうもありがとうございました、と丁寧にお礼を言うと、元気なく歩いていった。 がんばれワカゾウ。

4月というのに

寒い。なんかかぜっぽく、咳と鼻水。 今週もよく働いた。火曜日は友人のオフィス完成披露パーティーに出向く。窒息しそうなほどの人ごみで大盛況でよかったね。つくづく会社を興すなんて大変なのに、えらいなあ、と思う。 ベランダで前の会社の人たちとおしゃべりした。 今やっている仕事がどうもうまくいかずブルー。まあこんなこともあるか?。 でもなんとか終わりそう。な予感。 スカパーで大林宣彦「転校生」を久々に。 やっぱ、すばらしいわ! 見た当時は小林聡美嬢にばかり目が行ったけど、何度か見ていくうちに尾美としのり氏の素晴らしさに感動します。 元に戻った後の一皮向けたようなやさしい表情が印象的。…さよならおれ!さよならわたし! 夜中の3時に「後ろ向きでとぼとぼ歩き、後、スキップ」をなんどもやる、そんな家庭。 大きな文字でかけないけれどいまから確定申告作業に入ります。。。。。

お花見

目黒川沿いのマンションに住む友人にお招きいただき 小さな宴をもちました。 ベランダから目線の先にすぐ桜が咲き誇り、 ぽかぽかあったかくてお酒も料理もおいしく話も弾み しやわせでございました。 んぶぶぶ そのまま遣り残した仕事やってたらもう朝やがな。 阪神黒星スタート。 そうそう、今日金八第一シリーズ最終回だった。 卒業式が終わって誰もいなくなった教室で一人一人の机を名前を呼びながらなでる、 これが最終回やったら完璧やのに!コレが一つ前で 最後はおっくるーこっとばーで涙で終わり。 急に金八が海援隊になる瞬間がちょっと現実に引き戻される。でもよかったけど。 しかしなんでこんなに金八語ってんねん、2日続けて。

さんねーん、びーぐみーぃ!

うー、また徹夜してしまった… 金八先生第一シリーズ、またひきこまれるように見てしまう… 若いなー武田鉄矢。(はっ、一行目と奇しくもだじゃれ関係だが偶然です。 「だじゃれ関係」ってトーク番組があったらいややな) 今昼間のCSで連続放送中なんですわ。 やはりこのころの武田鉄矢のひたむきな感じ、先生として未熟な感じがよい。 昨日は女子生徒が親にうそついてディスコで踊ってるところを探しにきた金八が見つけ、 怒鳴って説教かと思ったら、なぜかじっと遠くから生徒たちを見つめ、涙をツー。 そのあと一緒に踊りまくってついでに体育の先生の異常に上手なダンスの見せ場があるという、エピソード。なんで泣いたんやろな、金八さん。 自分がもうすでにドラマの中の先生より年上(がーん)なので、見方も変わってくるな。。。。 生徒より先生の成長物語に見える。 1.2シリーズがやっぱし白眉やな。金八さんがまだ未熟で、説教も上からものを言う感じじゃないから。 後半になるにつれ、先生として立派になりすぎて(どんなに描写がださくて古臭い先生という演出でも)すぐ人を諭そうとしてしまうから。 卒業式がどんどんどんどんくどくなるのもつらい。 当時金八のくどさがデフォルメされてたけど、今見るとそんな印象よりも、とてもけなげで先生自身の若さが切なかったりする。テーマもどんどん性同一性障害とか麻薬とかハードになってきているけど、もっと些細なことしか起こらないシーズンがあってもいいんでないの、と、たくちゃんの牛乳配達を見ながら思った。

勝つと思うな、思えば…

ところで、WBC、決勝の7回裏の、あの異様な雰囲気はなんだったんだろーねー、と ひとくさり一緒に観戦した家人と語り合ったわけで。 日本は3点リードしていて、あと最短9つのアウトで優勝という状況。 普通のペナントレースならまあ余裕とは言わないまでも、 いわゆる勝ちゲーム、ピッチャーも落ち着いて投げればオッケーの状況。 最初の打者が平凡な内野ゴロで、よっしゃと思った瞬間の、 川崎選手のエラー。おいおいと思ううちに2こ3ことエラーが続き、 見ている私たちもおもわず絶句していました。 まだ3点もリードしているのに、「負」の文字がいつのまにか頭に浮かんだのです。 いかんいかんと頭を振っているうちに、最初にエラーした川崎が ゲッツーを呼び込み、なんとかチェンジに。 すごく悪い夢を一瞬見たような感じでした。 大相撲3月場所、白鵬は横綱朝青龍を抑えて唯一人、全勝を守っていました。 ところが昨日の取り組みで3度も仕切りなおしになるほど落ち着きがなく、 結局あっさり負けてしまい、朝青龍に並ばれてしまいました。 野球と相撲、種目は違えど、なんかこの2つの出来事に同じような印象を持った私です。 7回表の攻撃が終わるまでは、日本は押せ押せムードでとにかく点を取ることに集中し、驀進していたのですが、もうあと3回守りきれば世界一とい事実に、7回裏ふと気がついてしまった。選手それぞれがふと「勝ち」を意識してしまった。 それが無言のエネルギーになって見えない暗雲のように垂れ込めた。その結果浮き足立ち、なんでもないような守備でエラーを重ねてしまった。あとで思い返せばそんな風に思いますが、生で見ていたその時のなんともいえない妙な雰囲気がとても印象深い。逆に1点差まで追い詰められてからのほうが奮起して、いいプレイを重ねられているように見えました。 白鵬にしても、昨日の取り組み前に、やばい、おれだけじゃん全勝…と優勝の現実味を実感してしまったのでしょうか。それは想像に過ぎないですが、昨日の取り組みの負け方は心理的な何かが作用しているとしか思えないものでした。 いよいよ勝つぞ、終わるぞ、という時に、なぜ人間はプレッシャーを感じてしまうのでしょうか。不思議です。 勝つと思うな思えば負けよ、とは歌の文句ですが、ほんとよく言ったものだ、と ひとりごちた春でした。

WBCにヤラレタ

いんやーーすごいおもしろかった! 始まる前はアメリカ一辺倒の様相に どーでもええか、と思っていたのですが。 誤審審判というお笑いのようなヒールを得て、日本チームの選手のキャラの違いも甚だしく、 これは水島新司のドカベンか??と思われるほどのドラマティックさ。 斜め見してたのですが、途中からもう正座。 手をぱんぱんたたきっぱなしで、心臓もどきどきして、 本当に疲れたけど、楽しかったーーーーーー 特に対韓国の準決勝、もう一回見たいぐらい。 緊張と停滞と爆発の波が、どんな脚本家にも書けないような面白さ、 とても6点という差が大差に思えない試合でした。 イチロー発言は物議をかもしたけど、我が家でも議論になった。 でも、もう文句のつけようがない!やっぱり彼はすごい。 ほんでここ一番、代打できっちり仕事をした中日の福留選手。 もおーーMVP!あげたい! そして何よりも、王さんかっこいい。 2003年、阪神が日本シリーズ負けたときは本当に憎たらしかったけど。。。 アメリカは今回、準決勝前に敗退する以上の「負け」になったのでは。 でもスポーツに於いてまでズルするなんて、末期やで。。。 …ちゃんとせー! うまいこと日曜と祝日に最後の2試合が来てよかった。 おかげで仕事がまったくはかどらない。

はじめてのやのあきこ

※これから聴く人は読まないことをおすすめします。って誰も読んでないと思いますが。。。。 ※私個人の感想文です、あしからず。時々敬称略。 「はじめてのやのあきこ」ヤマハミュージックコミュニケーションズ - ASIN: B000CR5DSA 絶賛、感涙の感想をあちこちで見たので、まことに書きにくいのですが、 私は正直、がっくり。。 そんな自分にがっくり。。。ファン失格か。 多分今回の競演者の方々ほとんどが 、 不運なことに個人的にあまり好きでないアーティストで、 レコードを一枚も持ってない人たちばっかりだから、だろう。 こういうデュエットものより矢野さんオンリーのほうが好きだ。 あの人の個性や魅力に調和する人ってなかなかいない気がする。 ちなみに、私にとっての「はじめてのやのあきこ」は ぴょんぴょこぴょんぴょこ飛び跳ねている、つんとすました不思議な三つ編みの女の人でした。 誰??いったいこの人は??と思う間もなく 「おーまえはほっほっえーーーム」と、前代未聞の歌を披露され、 そのインパクトたるや、最初は腹が立つほどでした。 でも、それは強烈な魅力の裏返しで、「矢野顕子」という音楽に入れ込むのにそう時間はかかりませんでした。以来、アルバムが出ればわくわくして買い、ライブに瞠目され、という日々が続いてン十年。 そんな私にとって、この一枚は…突出した、一種凄みのある部分、簡単な同情を許さないような個性、そういう「矢野顕子」の尖りを削って、かわいい今風の帽子をかぶせてついでにことりをのっけて、にこにこウェルカムしてくれる様でいて実は、「あたしの居間よ。あんまりのぞかないでよ」という感じがする一枚です。 敷居は高くないのですが、ただただ矢野さんが一緒に歌いたい人を招いた、文句なしよ、という。 残念ながら私にとっては何ども繰り返し聴きこみたくなるアルバムになりそうにない。 今までずっと追いかけてきて、まさにはじめてのことだったので少々へこみました。 (あ、そうか、「いままでにないやのあきこ」ってことか!?) ここ最近のグッズブランド誕生や、メディアでの矢野さんの動向を思うに、 つくづく、私は「母や主婦としての矢野顕子」や「矢野顕子の交友関係」に興味がないんだと悟った。 あ、忘れてたけど「誰がために」サントラは渾身の一枚ですね。すごく好きで今でもよく聴いています。 ところで、 冒頭に

弱いイヌほど武器を持つ

寝る前に歯を磨きながら、岩波ブックレットno.657「憲法を変えて戦争へ行こう、という世の中にしないための18人の発言」を何気なく読み始めたら止まらなくなり、胸がどきどきして今度は眠れなくなったので日記を開いた。 18人のいろんな分野の人が説得力のあるシンプルな言葉で、ウケや地位や名誉のためではなく、本当に真摯に憲法9条改憲がなぜいけないと思うのか、を述べておられ、読み終わるころには涙が出そうになった。 自分は改憲反対だが、その意見はそんなに深い経験や強固な理論に裏づけされたものではなかった。賛成派の人に論破されて泣いて家に帰ってしまいそうな、吹けば飛ぶようなものだった。でもこの本を読んで、自分の考えに確信を持っていいのだと強く励まされ、とてもうれしかった。 以下、改憲賛成派の人の典型的な意見と、それに対応しているこの本の言葉を引用させていただきます。 ●改憲して普通の国になろう、という人に… 「その「普通の国」の意味がよくわかりませんね。そんなことを言うのは、"平和ボケ"した、戦争を知らない人たちの意見ではないでしょうか。---中村哲、医師」 「軍備増強の"普通"より、武力放棄の"個性"を選びたいです。---hyla、デザイナー」 ●軍備による自衛力がないと怖いという人… 「丸腰の強さ---中村哲、医師」 「むしろ、国際紛争を解決するための手段としての武力を放棄した、いまの憲法9条の枠組みのほうがテロには対応している---姜尚中、東京大学教授」 「自衛隊が派遣された国でこそ、日本人が殺されている---hyla」 ●アメリカに押し付けられたものだから自立して日本人で作ればよい… 「憲法はその出自でなくて、現実にどういう機能を果たしているかが問題---姜尚中」 「改憲派の人々は、アメリカからの強い要請もあり…9条改憲が不可避であるといいますが…---品川正治、経済同友会副代表幹事」 「誰が作ったかて、ええもんはいただく---hyla」 ●国際貢献のためにはお金だけでなく汗も流さなければ… 「なぜ武器を持った兵隊でなければ、国際貢献が出来ないのでしょうか。---吉永小百合、女優」 「みんな全部他人のことだと思っているから平気でいられるのです。---美輪明宏、俳優、歌手」 「この世は金だ…うそ。金で解決するほうが

あきれた

電気用品安全法でしたっけ? 初めて知ったのはついこの間ですが、これ、個人のネットオークションなどでの販売には適応されないんですと。 どこが安全やねん…むしろ危険やん… PSEマークもなんか、うつろなおっさんの顔に見えます。 それとまた今年も確定申告を大遅刻しそうな自分にもあきれている。 なおかつ昨日ジムの帰りに寄ったスーパーでの買い物袋が重すぎて、肩の筋肉が肩こりというより明らかに炎症を起こしているように、痛い。もうあきれかえるしかない。 それから昨日はビデオにとっておいたライアーという映画(ティム・ロス主演)を観た。結末に大声で「はあ?」ってひとりごちてしまった。誰も読んでないと思うのでメモしておくけど、かなりアカン・サスペンス。 あきれなかったことといえば、昨日風呂場に置くための小さな観葉植物を買った。それをかばんのかたちをしたワイヤーのバスケットに入れてつるしたら素敵だったのだ。でもこの寒さじゃ、ハイドロカルチャーには拷問なので居間に移動しておいた。ことぐらい。 しかし何でいつも昨日のことを書いてしまうのかしら。 ちなみに今日は外は雨。とても冷たい空気。

AdobeCS2を買って、うれしかったんだけど

うーん やっぱし使いにくい、新しいPhotoshop&Illustrator(CS2) くどくどミクシィにも書いてしまった。 そりゃあ慣れればいいってのはわかっちゃいるが…。 PSに関しては、レイヤーパレットの機能性を重視するあまり、画面上オンリーでできたことがやりにくくなった、っていうのは残念というかストレスですなー 。これから覚える人にはいいでしょうね。 イラレに関しては、もとからアレだったのでまあ大丈夫ですが(情報パレットが最初から上部に埋め込まれているのはとてもGOOD)、マックで言うところのコマンド+Fで位置を守って前面にペーストできた機能が、位置がずれるようになった気が。(コマンド+Bも然り) すごくよく使う機能なのでこういう微妙な「後退」というか「切捨て」にひっかかると、ほんとしんどいんですよね。 それとなぜかシフト+矢印キーでオブジェクト移動させると一瞬固まるんです。 何考えてんのん?ちょっとちょっとぼやーっとして!!移動ぐらいで! …むかーしのMacがよくちょっとした回転ぐらいで、顔真っ赤にして考え込んでしまうことを懐かしく思い出しました。よくその間にお茶とか入れに席を立ったりしたなあ。ってな。 それから、両方ともテキストツール使用時の遅さがとても気になります。打ち込んでから反映されるまで、ガクって来るような間があるのです。これは私のマシンのせいかな。 (G4シルバーグレー、メモリ1,2gb Mac OsX 10.3.4 Tigerじゃだめなのかな) そんなこんなでぶつくさ言いながら仕事をしております。

フィギュアスケート おめでとう

いやはや朝までみたかいありました。荒川さんゴールドメダル本当におめでとうございます。 しかし、最終的にミスをせず、力を出し切ったものの勝利。トリプルアクセルとか4回転という大技はなかったものの見ごたえのある素晴らしい試合でした。 村主さんの演技は見てて自然に泣きそうになりました。一日寝て思い返したら多分それは彼女の演技構成の盛り上げ方にハマっただけでなく、ラフマニノフの曲の力かもしれません。 (下手するとジャズとかポップスだと一気に場末の雰囲気になる時があるから、クラシックがいいな、フィギュアは。) 個人的にすごく印象に残った選手はグルジアの人です。エミリア何とか選手。名前覚えとけよ。 終始一貫して気の入った動き。ジャンプ前の準備段階での滑りでさえ指先まで神経を行き届かせ、笑顔を絶やさず、とてもチャーミングでした。ジャンプも高いし。これでフリーを滑りきる体力と経験がつけばメダリスト候補に慣れるのではないでしょうか。(素人のくせに語るなよ!) 荒川さんも含め日本の人はジャンプ前に一度だらーんとなるのが気になるんです。 失敗したけど、やっぱりスルツカヤ、コーエン両選手は格が違う気がする。とくにスルツカヤ選手はリンクを出ても垣間見られる人間のでき。素敵なひとですなー。ダイナミックで完成度の高い演技。本番ではなにかあせってしまったのでしょうか。もったいなかったけど。ジャンプ失敗も次へ引きずらないようにがんばっていたのが素晴らしかったです。コーエン選手もそういう意味ではタフな選手でしたね。こけたわよ?それがなによ!みたいな。お顔がゴルフの藍ちゃんに似てます。 今日は朝までエギジビジョン見てたので起きたのさっき。(アイスダンス金のロシアペアがとてもよかった。)完璧にイタリア時間が流れております。まずい。

とりの

マックのサファリからだとうまく更新できん… トリノなんやかんやいってほとんど見ています。もう生活がむちゃくちゃで 昼も夜も眠くてジムにも行きそびれるし、日本にいながらにして時差ぼけ。 来週は自分を鍛えんと、スノボの選手に文句たれる値打ちも無いぶよぶよぶりになってしまいます。 しかしいまさらだが200グラム失格の原田さんは私は気の毒だと思った。100グラム単位なんて人間の体重はトイレの前後や軽い運動でも変わると思うのだが。板の長さはいったい何センチ刻みなのだろう。コーチも含めみんな原田さんの責任だっつ?てるけど、こんな細かい体重管理は一人ではむりなのではと思う。 あの失格が実況で告げられた後から跳ぶ選手飛ぶ選手、みんないちいち服がだぶついている(違反)用に見えて、ダンナとわいわいテレビ指差して指摘しまくってた。 そのうち遊びになってきて、もうこうなったらジュディ・オングみたいに仕込め!だの、100キロ太って100キロやせて、たるんだ首の皮で飛べ!とか、ドカベン殿馬の逆の手術で指の間に水かきを作っちゃえ!とかわかるようなわからんようなひどい発言ばかり夜中に飛び交っていた、そんな家庭。 そして今日はようやくフィギュア、荒川さん、村主さん、安藤ミキちゃん、フリー、決勝です。たのしみ。 私は村主さんのスピンの速さ、体の軽さが大好きです。安藤選手は「4回転」が呪縛になっているのでは。そこから自由になってもっと楽しんだほうがきっといい演技ができる。余計なお世話でしょうが、そういう風にもってけないコーチがだめなのでは。メンタル面でも間違った方向にいっている気がする。荒川さんは貫禄ですな。彼女を見ていると、ロボコンのロビンちゃんを思い出す。 とにかく楽しみな決勝です。いっぺん寝よ。

まったりトリノ

そこそこに仕事があり、そこそこにない。ええ調子やぞー ものすごく急な依頼を即効で断る。5%ぐらい後悔している。でももう今年は徹夜を減らす。これ大事。仕事減ってもその時はそのときだ。 昨日というか今日未明にトリノオリンピック開催。開会式の適当っぷりに和んだ。人文字とか、昔の新春スターかくし芸大会思い出した。散々もったいぶって登場させた巨大五輪も、そのうち2輪はただ普通に機械で「わすれてたー」みたいに出てきて。人が絡んで大騒ぎで登場した前の3輪はなんやったんか、と。 日本はGiapponeで頭文字Gのため、登場が早かった。地味だった。しかしつくづく純粋にデザインとして日の丸はかっこいいというか、群を抜いてすごいと。白地に丸いっこやで。他のどの旗にも似ていない。…とここまで。オリンピックは、普通の人同士は国境なんかとっくに越えて仲良くけんかできるんやん、と甘い夢をみさせてくれる。一時でも。「国家」と「民族」の意味の差を思い起こさせられる。 そして今日の夜からいよいよ競技がはじまります。ニュースなどで日本のメダルの数は何個か…的な言い方をよくするけど失礼な!と思う。総数なんか関係ない。メダル一個一個それぞれの内容があんねんから。 たった今サッカーの日米親善試合、もやもやした試合やったけど、日本は新しい人がいっぱいでてて、しかも得点したのも初出場の巻選手で、収穫はそれなりにあったのかな。

ジムにいった!

ジム初日。グループオリエン(無料)を受ける予定が、他の人が遅刻してマンツーマン。マシンの使い方とか、データの入れ方とか一通り教わった。すごい面白かった。しかしあらためて太ったという現実を数値で見せられてくっそーーー上等じゃ、やったろーやないけ!と燃えた。初日だけで終わらんようしばらく戦おう。しかしお金払って運動するってほんまなさけな。。。

2月じゃ2月じゃまた年をとる

うげげげ! でも今月はお誕生月割引だ!丸井であれば。 そしてついに一大決心して2月から近所のジムに通うことにした。 まだ一度もつこてへんけど。 昨日水着を新調しようと、そう、お誕生月割引の待つ丸井へ颯爽と(ほんとはくたびれて)でかけた。が、気に入ったものはサイズが無くて止めた。花柄とかはありえんがオリンピックですか?みたいな本気水着もやばいので迷った。できれば2ピースのがいいけど競泳には向かないかな。お腹がぱっくぱっくしないかな?って売り場の人に尋ねたかったけど、とにかく人がおらんがな!やる気あんのかい!

へとへとだけど

忘れんうちにメモ ・「サムライ・ブルー」は素浪人が悲しそうに番傘をぺたぺた修理しているイメージなので考え直したほうが良いのでは。と思った人たぶん10万人はいるかと。 ・逮捕された京大生「『ギャングスター』という愛称」て…凄まじくアホなアメリカナイズ… 今日は久しぶりに松本人志「ビジュアルバム」を通しで観た。というか副音声をONにして、聴きながら仕事してた。副音声といってもほとんど松っちゃんとスタッフのひとがくすくす笑っているだけなのだが、かえってそれが、声だけ聴いているとなんかそこに座ってはりそうな、いっしょに見てるみたいな感じがして、なごんだ。 やっぱし傑作は「りんご」ディスクの「古賀」、深い!あれは文学の域に達している!あと「バナナ」の「いきなりダイヤモンド」の漫才は普通に面白すぎる。しかし最後ちょと怖い。面白くて怖いというめったない感じ。 あかん、書きながらはっと思いついてはっと忘れる。脳みその断片化が著しい。寝よ。

熱唱の夜

日記なのにまた昨日の事書いてしまうけど ひさしぶりに家に友人たちを招いて新年会。料理をがしがしに作るつもりがほとんどお惣菜大会になっていた。まあおいしかったからえっかー。夜は夜で近所のカラオケやにいきひさしぶりに歌った。UGAのコマーシャル、なんやのこれ!っていっつもイラっときてたけど、検索システムがあってすごく使いやすく、かつアレンジもスーパーでかかっている歌の無い歌謡曲ちっくなものではなく、極力本物の編曲を再現しようとしていて感心した。いろいろ歌って気持ちよかった。んが、採点できるやつを試して悔しい思いをした。私は「勝ちに行くで!」とユーミンの卒業写真を完璧に歌い上げた。音を全くはずさす、全く間違わず、え?ユーミンが今ここに?とカラオケ屋の店員が駆け込んでくるぐらいに歌い上げたのに85点。つづいて友人(男)がこれまた大得意のミスチルを熱唱、まあ私には負けてるなとおもたけど同じように85点。問題は次だ。さいしょに75点をたたき出して奮起したもう一人の友人(女)が「お祭りマンボ」を投入。過去に「オマツリダアーアーアー」が、ぎゃーとるずの「マンモスダーーー」ぐらいに音がひっくり返り笑いすぎて腹がよじれたのが記憶に新しく、残された私ともうひとりは「むりむり」と余裕をかましていたが、なんと86点! 声量かよ!ホーン数かよ!

昨日は、耐震偽造の参考人招致

をラジオで聞きながら、ひたすら掃除掃除。 馬淵さん、地味ながら去年の「四ヶ所メモ」追求裏づけをきっちりしてはったな。 総研は「構造わかる人間がいない→いても古い知識(四ヶ所さん)→したがって構造の偽装には責任が無い」という言い訳に終始していたけど、メモの存在や四ヶ所さん本人の経歴でそれは逃げだとわかった。その辺の内河氏とのやりとりが前回はすごくスリリングだったのだけど、今回元平成設計の社員の発言などでそれらが裏づけされた感じ。 その前の民主党の下條みつ議員はかなりいただけなかった。あんなに尊大で決め付けだらけで遠山の金さんみたいなの、ゆるされるねんな。ちょっと論理的に破綻を感じました。 しかしこうしてみるとつくづくホリエモンはタイミング的に利用された感がぬぐえない。スケープゴート。この間の選挙は自民党から出馬したことを思い出すといろいろ詮索してしまう。 nhkのクローズアップ現代の解説がわかりやすかった。彼が決して古い体質に切り込む革命家ではなく、単に法の網の目をせこくくぐってきただけだということがわかった。しかし彼のようなやり方、当時のITベンチャー企業なら似たようなことをやっていた会社は多いのではないかな。。 あとひとつ、夕方のニュースで、NHKはマンションの販売は耐震偽造問題に反発して好調、といい、民放(TBS)では買い控えが徐々に増えているという論調だった。どっちが本当?元のデータが違うのか一緒なのに言い方を変えているだけなのか、よくわからなかったけど、ニュースは作為なくして作られないということなのか。

小嶋社長の証人喚問

先週から仕事&怠惰が理由で徹夜を続けてしまい、 また新年早々生活がぐっちゃぐちゃである。嗚呼。 今日と明日は絶対まともに生活せねば。 耐震偽造問題で参考人招致や証人喚問の国会をたびたび観ている。 不謹慎ながら、へたなドラマよりかなり面白い。 去年最初のイーホームズと小嶋社長、木村建設の参考人招致にはじまり、 総研の内河氏、姉歯さんのを経て今日は小嶋さんの証人喚問。 最初はいつも自民党。つぎの公明党まではろくな質問がされないので トイレに備えたりする。日本中のお茶の間が鼻ほじりタイムに突入しているのが目に見えるよう。 民主党の馬淵さんがでてきたら「よ、まってました!」って感じである。 今日はまた新たに安倍さんやほか自民党の議員の名前が、彼の鋭い追求の中からでていた。 だらだら演説をぶつのではなくかなり具体的な証拠を掲示しながら追求し、 しかもその証拠がいつもどこか新しいのでかなりおお!っとなる。 前回の内河さんの時は「四カ所メモ」。 そして今回は「住人説明会の時の小嶋氏肉声テープ」。 どちらも馬淵氏が資料として提出したもので、最初の与党の質問が小学生の作文レベルに思えるような説得力を彼の質問に与えている。 とくにスクープ、というわけでは無いかもしれないがそうとうスタッフとともに一生懸命調査しているのが分かる。逆に与党がいかに及び腰でなにもしていないかが浮き彫りになり、不信感が募ってくる。 こういう資料や証拠的なものをきちっと土台にしてしっかり理論武装して追求されるとなかなか答える方も逃げにくいようだ。前回の内河さんの時は仕事で移動しなければならなかったので競馬場の親父の様にラジオのイヤホンを耳につけて出かけたが地下鉄に乗るときにちょうど馬淵さんの番だったのでムーンウォークで時間を稼ぎたくなった。それでも聴けた「四カ所メモ」登場時は本当に声を上げてしまうほどゾクゾクした。総研がどんな風に全国展開をしたか、如何に責任逃れをしようとしているかが鮮やかに分かった。その追求の様はさながら「プラクティス〜ボストン弁護士ファイル」を観ているかのようだった…。 とはいえ、今日は参考人招致とは違い偽証罪に問われることもあって、終始小嶋さんは「答弁拒否」だった。馬淵さんが明確にした安倍官房長官の秘書や伊藤元国交省長官との関係についても、夜のニュースでは今ひとつちゃんと取り上げていなかった

正月ボケ万歳

すんごい自分でも読むの嫌やん、前の日記というか雑文。でも書きたいことを正直にメモる目的なので残しとこう。 ほんとに正月ボケでな〜〜〜〜〜ンもやりたな〜〜〜〜イイイイイイ!!!!!という状況。 仕事の打ち上げに行くのんめんどくさいな。 あんまりお酒のめへんし、気を使うからよけいしんどなる。 今年は去年より少しでも楽しく仕事ができたらいいな。なんかええ出会いがありますように。

平和ボケ万歳

年末のテレビ「太田光の、私が総理大臣だったら…秘書田中」をちょっと見ていた。私は日本の政治に関する話題にはこらえ性がなくて自分でも情けない。政治家の顔とかテレビで見るだけで腹が立つのでだめだ。でもなんとかがんばって石原義純の「ゴミ袋に名前を書け」というどうでもいい主張の前まで見た。 やっぱり「自衛隊の基地をすべて田んぼにします」という太田政策のときが一番イライラした。つまり一番盛り上がった。まあそんなの通る分けないのだが半分以上の似非評論家、社会学者、芸能人が反対していたのが残念だった。おのずと憲法9条改正について話が及んでいたが、社会学者の宮崎さんが「憲法9条はねえ、アメリカがわれわれに押し付けたものなんですよ!」と怒り心頭に叫んでいたのにはかなりショックだった。宮崎氏がそんな手垢のついた常套句を振りかざすなんて。自衛隊もアメリカが自国の都合に合わせてセッティングしたんですがなにか?「まるごしなんてこわくないですか?」とか言うホスト(仕事は超まるごしのくせに)や「911とかテロが増えているのは現実なんです」とか言うリサ何とかかんとかとか、もうええっつーの。そんなに不安ならじゃあ銃規制を緩和しましょうとか言い出しかねない。テロなんか起こらないのに。どんなにがんばってもアメリカにはなれないのに。アメリカと同じく「恐怖の商人」が日本にも沸き始めているのか。軍事費世界2位だって。あの気が遠くなるような金額のミサイルやら飛行機やら、いったいどこの国の軍需産業が儲かっているのやら。にもかかわらず国民一人あたり500万だか600万だかの借金だ増税だと、まったく冗談じゃない!(頭から確実に湯気)まあタレントのバラエティーだからしょうがないけど腹が立った。腹が立つ自分にも腹が立つ。 番組中パネラーの小学生男児が「火薬の音が大きければみんないうことを聞く」と発言して一瞬場が固まったシーンがあった。「それは間違いだよ」と民主党のグッチ祐三にそっくりな人がかんで含めるように説明していたが、「軍備を持つことで国として他国に強く意見を言える」ってほかのおじさんもゆーてたから、坊やがまちがえるのも無理はない。 最近国民保護法とか言うまた聞こえのよさとは真逆の法案をごり押しして、しばしば対テロ訓練のニュースを目にするようになった。ほんとにお金がもったいない。 大体起こるかどうかわからない脅威を想

あけましておめでとう

年末はまあ地味なことで忘年会は内輪の友達4人で鍋つつき。しかも結果一人ドタキャン。 久しぶりのその友人の部屋にあるギターに触発され今年はピアノ練習する!と口走る。おっとっと。 もっと見極めなあかんでしょ、これからの自分を。今まで何をしてきて、ほんまは何を極めるべきなのか。目指していたことあったはずでしょう。 ダンナの実家に行き、近所の川村美術館へ連れて行ってもらい、ゲルハルト・リヒター展鑑賞。血が騒ぐ。