気が抜けて五月

自営業で、家でデザインの仕事とかしているので、
集中してがんばっている状態とのんべんだらり状態との差が本当に激しい。
われながらこのコントラスト自体に疲れます。
デザインって時間があればあるほどできるわけではないですもんね。
できない時は本当にできないのでふってわいてくるのを待つしかなかったり。

ここまで書いて思い出したけど、先日NHKアーカイブスで、「手塚治虫・創作の秘密」やってましたね。80年代に撮られたドキュメンタリーです。
胸がざわつくような感動を覚えました。
そこにあったのは、漫画の神様も、やっぱり人間やなあ、という当たり前のような真実でした。

締め切りに愚痴りながら、アイデアをだすのに悶々と天井を見上げたり、テレビをばちばち回してクイズ番組流しっぱなしにしたり、音楽を大音量でかけたり、机にうっぷしたり、挙句には寝てしもたり…
う~ん…んもう~…とか、うなりながらそばの床にねっころがってたかと思いきや、食事の時も机から離れず没頭する。
これ、(おそれおおくも)ふだんのわたしやん!(とくに寝るところとすぐテレビつけるところ)って、思わず言ってしまうようなシーン。なんらかの、一人でもの作る仕事している人はみんなそう思うでしょうね。
手塚治虫の、仕事場のにおいまで感じられそうなシーンの数々。

周りの人たちの表情、たばこふかしながら泊り込みで原稿を待っている出版社の人や、アシスタントの人の様子もなんともいえず、よかったな。
ぎりぎりで仕事が進んでいる雰囲気、いたたまれないような緊張感が伝わってきて、ほんとにおもしろい。
手塚さんをあがめほめまくるようなドキュメンタリーでなくて、ほんとうに接近して(ご本人は嫌そうでしたが)その空気を伝えてくれた一編として、すごくいい映像でした。

しかし、わたしときたら、4月5月はちょっと大所帯の仕事にかかわらせていただいて、
一段落ついたとたん、もう、立てない…。
脳みそが腫れるほど昼寝してしまいます。季節は春。昔からあまり好きでない時期です。
なんもやるきしない。このむちゃくちゃリズム、ブログの更新状況にも現れていますな…。

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