いよいよ

胎動がおそろしくエイリアンでこわい。
ぐぬー、ぐにょー、もっこー…って感じ。
あと、ぶるるるっ!とかもあるのだが、なんだろう?おしっこのあとの震え?くしゃみ?
夜中にそっと手をおいていたら、丸くかたいげんこつのようなおでこのようなものに
お腹の肉ごしに触れてぞくっとしました。グータッチかな。
原監督に似てたらどうしよう。

早くも、いつ生まれてもいい週に突入。おーこわ。

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おーこわ、で思い出したけどガリガリガリクソンの昭和なおしゃべりが私は好き。
ずっとおじいちゃんおばあちゃんと住んでたんかな。
ひょうたん犬は彼を適当に応援しています。髪型はマッシュルームにしたほうがいいと思うよ。

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それにしても「○○(企業名)はオリンピックを応援しています」みたいなコピー、「はぁ?それがなに?」ってとげとげしく思うことがある。

「ゴーストワールド」って映画のDVDを買おうかなって思ってジャケット見たら「雑誌○○がセレクト!」みたいなステッカーが貼ってあって買うのがいやになったことがある。
自分で選んでいいと思ったのに、そのこじゃれたステッカーが「この映画はワイらが推薦しているんやで。わいらの手柄やで。」みたいな感じで、うるさいわいと思った。
おんなじことは本の帯とかでも言える。

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あの映画に何度かでてくる、「道に落ちているジーンズ」のエピソードが何ともいえず好きだ。

今ではすっかり主役級の女優だけど、この時のスカーレット・ヨハンソンの脇役ぶりが子気味よかったんよね。

ロスト・イン・トランスレーションは、ぼけーっとみてたら、しゃぶしゃぶを前に、ヨハンソンとビル・マーレイが何ともとぼけた顔でなんじゃこりゃ食べ物か?、みたいに失笑するシーンがあって、それを見てなぜかすごく腹が立ってしまった。スカしてないで、食え!ぐらい。それでそのあと寝てしまって最後まで見ていないので本当はいい映画だったのかもしれない。

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矢野顕子新作「akiko」聴く。
私は彼女の作品の中では、近年まれに見る傑作・意欲作だと思います。
意外と英語盤ばっかり聞いています。いままでのいわゆる矢野顕子節からほどよく距離がとれてすっとなじんでくる。
いつも同じ言葉で何度も書いてしまうけど、糸井重里的な、ジブリ的な、ビューティフルソングス的なウェルカムさはもう過去のこと、って感じで聴けるんですよね。
さりげないアレンジ、音のつくりがすごく凝っていて、滋養にあふれている。M・リーボウという人は映画「オー・ブラザー!」サントラでしか触れてないけど、優れたプロデューサーなんだなと思った。セルフプロデュースでは出ない矢野顕子の魅力がにじんでいる1枚です。

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最近読んだ本:
町山智浩「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」
:ちょうどオバマさんの当選が決まったときに読み終えたのだけど、おもしろかった。
アメリカの抱えている問題の予想外さ、桁違いさにびっくり。半分ぐらいはTBSラジオストリーム「コラムの花道」で一度聞いたテーマだけど、簡潔に気負いなくまとめられていてわかりやすい。
格差社会のところが一番おもしろかったかな。

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なんか最近、小説(フィクション)に食指が動かない。
この前は上杉隆「ジャーナリズム崩壊」を読んでえらく面白かったけど、
自分はいったい何がしたいんだろう、と思った。
たぶん妊婦のせいで妙に現実主義になってしまっているのかも。
妊婦用雑誌を初めて買ってみたけど、半分以上広告で辟易した。
そういえば5カ月の時行った安産祈願の水天宮では、この手の会社がサンプルやらなんやらを妊婦にくばりまくってたな。これがカタログの詰まった紙袋、とかでやたら重い。こんな重いもんを妊婦に持たせるなよ、と家に帰る途中で捨てた。

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近所のレンタルビデオ店が閉店するというので久しぶりに行く。
奥のほうでがっしゃんがしゃんとケースをひっくり返す音がするので掃除でもしてはんのかな、と思ってたら、
でかいリュックを背負ったおたくな感じの青年が、両手で前の棚のビデオを、背中のリュックで後ろの棚のDVDを、かわりばんこになぎ倒していた。
本人が焦れば焦るほどその崩壊は連鎖している。
これはコントかな。そのうち上から金だらいでも落ちてくるのかな、と思ってしばし眺めてしまったけど、そういうわけではなかった。

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映画「ノーカントリー」鑑賞。原題はNo Country for Old Men。
快楽のためでも有名になりたいためでもなく、ニートだから、とかリストラされたから、とかの社会への恨みでもなく、正真正銘の理由なき殺人を繰り返すシガー(ハビエル・バルデム)。「頼まれたから」「約束したから」と言っては突然人の命を奪い、コインの表裏がそのきっかけだったりする。
まるで天災のようにふるまわれる殺人。そのモンスターぶりには、神々しささえ感じてしまう。というより、彼は「死」そのもの。

女「私を殺す必要はないわ」
殺人鬼「みんな同じことを言うな。」

考えてみたら、「必要のある殺人」も本来はないんだけど。
しかし死そのものは誰にでも理由なく必ず訪れるもの。
映画が終ったあと、とても不思議な寓話を見たような気持ちになった。
old menであるトミー・リー・ジョーンズ扮する保安官は、モンスターの前にただただ困惑する。ラストのシーンの意味はよくわからなかったが検索すると出てくる町山さん(またかよ)の解説に詳しい。

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というわけでこれもまた、生の喜びに満ちていなくてはいけない臨月の女性が見る映画でもなかろうて。

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最近、猫を犬のように散歩させているおじさんを2回も目撃する。
リードはなくて、ただ前を歩かせている。猫がたちどまるとおじさんも立ち止まる。「だいじょうぶだよ、行って」とか話しかけてる。なんか違うと思いつつも、どこまでその散歩が成立するのかまた見たいなと思う。

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サッカー、W杯アジア最終予選カタール戦、おもしろかった。
田中と玉田がすごいよかったね。松井もちょっとだけだったけど存在感抜群だった。
相変わらず岡田監督の言ってることはぐっと来ないけど。

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今年の春に3年越しに咲いた蘭がまた花芽を出した。まるでもう春が来たみたいな気持ち。

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